#76 トランス脂肪酸って何?【マーガリンをお勧めしない理由】

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マーガリン

マーガリンを普段から使っている方へ『トランス脂肪酸って聞いたことあるけどなんだかわからない。いつもマーガリンを使ってる。』

このような方のためにトランス脂肪酸やトランス脂肪酸が含まれているマーガリンについて解説していきます。

今もなお、いろんなところでトランス脂肪酸について取り上げられているものの実際に加工食品でこの油が含まれてることが多く、食べていることを見かけます。認知度がまだまだだなということもあり、書くことにしました。

目次

  • トランス脂肪酸って何?
  • どのようなものにトランス脂肪酸が含まれているのか
  • マーガリン・ファストスプレッド・ショートニング
  • 揚げ物に含まれているもの
  • まとめ

トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸についての説明はwikipediaから引用したものを紹介します。

トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん)、トランス酸(トランスさん)とも。トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生するため、それを原料とするマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれるほか、これらを原料とするパン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといった洋菓子類、スナック菓子、生クリームなどにも含有される[1]。一定量を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。
(wikipediaより引用)

以前の記事でバターについての必要性を書きましたが、バターの代わりにトランス脂肪酸が多く含まれているマーガリンを使っている方もまだまだ数多くいると思います。もしかしたらあなたもその一人かもしれませんね。今一度、冷蔵庫の中を調べてみてください。マーガリンは直ぐさま捨てても良いくらい体には良くない油が含まれていると言われることもあります。。

バターについての記事↓↓↓

トランス脂肪酸の健康被害

現在の研究結果からの見解で、トランス脂肪酸は冠動脈性心疾患などのように動脈硬化を引き起こし心疾患のリスクを高める他、認知機能を低下させると言われています。また、に関する影響はまだ分かっていないと言われていますが少なからず影響はあるでしょう。

一方で未だに多くの国でこのトランス脂肪酸の規制がなされていない状態でもあります。アメリカでは健康への影響を考慮したためここ数年で規制が厳しきなってきていますが、特に日本はこの規制に関しては緩く多くの食品会社はトランス脂肪酸の使用量を減量をしている程度の対応しかとっておりません。そのため、知らず知らずのうちに食生活の中であなたはこのトランス脂肪酸を体に入れているかもしれないのです。

健康的な体を維持するためには、質の良い脂肪・油をとること(質の悪い脂肪・油をとらない事)、人工的に作られた・精製された砂糖をとらないこと、この2つを意識するだけでもかなりの病気に対するリスクが減ると私は考えています。

どのようなものにトランス脂肪酸が含まれているのか

どのようなものにトランス脂肪酸が含まれているのか
マーガリン
ファストスプレッド
ショートニング

マーガリンにはトランス脂肪酸は100g当たり0.93g〜13g含まれていると言われています。

ファストスプレッドとは油脂含有量が80%未満のものを良います。ちなみにマーガリンは油脂含有量80%以上のものを指します。ファストスプレッドは乳化剤を使用して、油と水を混ぜて油脂含有量を下げているのです。トランス脂肪酸は100g当たり0.99g〜10g含まれていると言われています。

ショートニングとは水分や乳成分を全く含まない、油脂成分がほぼ100%のの油脂のことです。菓子やパンなどのおいしさを引きだすためにつかわれるものであり、トランス脂肪酸は100g当たり1.7g〜2.2g含まれていると言われています。

これらの3つはパンやお菓子などに多く含まれています。コンビニなどで買えるパンやお菓子には確実といっていいほど含まれているでしょう。また、ミスタードーナッツやマクドナルドなどのファーストフード店の食材にも多く使われています。

この3つの油を避けるためには、まずはコンビニに行かない事、ファーストフード店で食事をしない事が簡単な方法ではあります。しかし、実際問題どうしても行かなければならないこともあると思います。そのときには、食品の裏側の表示をみて確認してみるのも一つの手ですが、残念ながらほとんどの加工食品にはこの3つの油は含まれています。

例えば、パンの他にもチョコレートやケーキ、ポテトチップス、クッキーなどには必ず含まれていますので、短期的な欲を見なすよりも長期的に考えて、病気のリスクを下げる方がよっぽど良い選択だと思います。

揚げ物に含まれているもの

揚げ物に含まれているもの
カリッとした口当たりが良い、揚げ物には必ずと言っていいほどこのトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸の特徴として、揚げ物のカリッと感を長持ちさせることがあげられ、コンビニ、ファーストフード店の揚げ物はこのトランス脂肪酸が含まれたものを使っています。

食品
(引用元:日本食品分析センター)

まとめ

他の国でのこのトランス脂肪酸の規制については是非インターネットで調べてみてください。
このトランス脂肪酸に限らず、日本では許されているものが、海外では使用禁止になっているものもたくさんあります。日本の食品だからと安心するのではなく、自分の体は自分で守る事が大切ではないでしょうか。

私が住んでいる国でも多くの人が癌になり命をおとしています。実際のところ、私のまわりの人と話しているだけでも毎月のように癌を発見された人がいます。今回のトランス脂肪酸と癌については一概に因果関係は言えませんが、体も酸性に傾くや体にとっての異物を取り込んでいる事から少なからず免疫力を下げたり、内臓に対して負担をかけていると考えられます。

この世の中に多く存在する体に悪い影響を表す成分の一つではありますが、今回の記事でより一層気に留めてみてはいかがでしょうか。