#83 銀歯を選ばない理由
今回は口腔内の健康に関わってくる銀歯について書いていきます。
虫歯にならないことが一番いいことではありますが、虫歯になってしまってはを削らなければならない時に詰め物として、銀歯を詰めたことを経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
タイトルでも言っているように銀歯を選ばない理由、もっと言えば ”銀歯を選んではいけない理由” が存在します。
私が住むオランダでは見た目の問題上銀歯をつけている人はまず見かけません。しかし、これらはただ単に見た目が道化師みたいでよくないと言うわけではありません。
口内環境だけでなく体全体の健康にも関わってくることでもあるのです。それがどうしてかということに関して、以下に説明していきます。
口腔内環境を整える方法としてオイルプリングという方法もあります。
こちらのブログもぜひ読んでみてください!
アーユルヴェーダのおすすめ【オイルプリングの効果とやり方】
インドの伝統医学アーユルヴェーダで昔からやられている口腔内ケアについて書いていきたいとおもいます。実際に歯周病の改善した例や研究結果からどのように言われているのかなどのことも載せていますのでよかったら読んでみてください。
目次
- 銀歯で虫歯の発生率が高くなる
- 金属が及ぼす体への影響
- まとめ
銀歯で虫歯の発生率が高くなる
一つ目の理由として、虫歯の再発率が高いということです。
これはどうしてかというと、銀歯の表面は粗くできていて
食べたもののカスが銀歯につきやすく、歯ブラシでもとれにくいからなのです。
このついた食べ物のカスはネバネバ状態になり細菌として繁殖します。
また別の理由として、銀歯と歯の間に隙間ができやすくその隙間に
食べカスが入ることからも虫歯になりやすくなります。
銀歯は手作業で型を作っていくため、この隙間ができやすいのです。
その反対にセラミックはぴったりと歯にくっ付いていることから隙間に
食べカスが入る心配はありません。また耐久性もあまり良くなく劣化が
セラミックに比べて早いこともあげられます。
長期的に考えれば、銀歯よりもセラミックの方が良いということになります。
金属が及ぼす体への影響
二つ目の理由として、金属を体の中に埋め込むことでの体への影響です。
銀歯の一番の問題点として言われているのが、銀歯に含まれる水銀が
溶け出して体の中に残留してしまうことです。
この銀歯の正式名称は『歯科用水銀アマルガム』とされ、水銀を約50%
含んでいます。高温多湿の口の中ではこの銀歯が溶け出して、水銀が体の中に
入っていくことが言われています。
水銀が体に入ることで、身体に影響が出ます。症状として、めまいや耳鳴り、
不眠症、イライラ、肩こり、頭痛、金属アレルギー、アトピー性皮膚炎、
掌蹠膿疱症、腰痛、関節痛、鼻づまり、目の重み、腹痛、冷え症などさまざまな
症状がでる可能性があります。
また、銀歯や歯科材料として利用される金属には水銀だけではなく、
金、銀、プラチナ、パラジウム、銅、チタン、コバルト、スズ、亜鉛、クロムなど
があります。
この金属の問題としては、金属アレルギーと金属による生体電流の撹乱であり、
水銀が体に入ったときと同じような症状が出ます。また口腔内にある金属が
電気を発生させて、その電気が脳内に到達し脳に影響を与えることも考えられます。
東洋的な視点で考えると、歯は身体各部と経路でつながっているため、
さまざまな症状が出ることも想像できます。
まとめ
そもそも、虫歯にならないなめには砂糖を避けることであり、子供には
砂糖中毒にならないように自然のものを食べさせ、加工された甘いものを
食べさせないことが一番であることは言うまでもありません。
今回を機に今一度口腔内の健康について考え直してみてはどうでしょうか。