#78 マルチタスクからシングルタスクに変えるメリット

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以前、人から聞いた話ですが、何かをしている時にその行動から別の行動に切り替える瞬間に多くのエネルギーを使ってしまうらしいです。

そのため、マルチタスクのように一つのことだけではなく、短い間で多くに別のことをすると必要以上に疲れてしまうということになるそうです。

今回はマルチタスクの弊害やマルチタスクからシングルタスクにどのように切りかえるのか、そして練習方法などを書いていきシェアさせて頂きます。

疲れをしっかりと取れるようになる睡眠方法についてはこちらの記事を読んでみてください。

目次

  • マルチタスクとは
  • マルチタスクを認識しシングルタスクへ変えていく
  • 能動的行動・受動的行動
  • シングルタスクの練習方法
  • まとめ

マルチタスクとは

マルチタスク (Multi Tasking) は、コンピュータにおいて複数のタスク(プロセス)を切り替えて実行できるシステムのことである。マルチプログラミング、マルチプロセスともいう。逆に、同時に一つのタスクしか実行できない方式をシングルタスクという。(Wikipediaから引用)

上記のようにこの言葉はコンピューターの実行システムからきた言葉なのですが、人間に当てはめるのであれば、複数の事を同時にすることをマルチタスクといい、一つの事だけにフォーカスして行動する事をシングルタスクと言います。

現代社会では物や情報が溢れかえっていて、限られた時間の中でシングルタスクをするだけでは追いつかないような生活になってきています。そのためマルチタスクというのは現代社会のなかで必要不可欠な実行方法だと言えます。

しかし、マルチタスクというのはメリットだけではなく、デメリットも存在するのです。良く目にする事から上げれば、音楽を聴きながら歩いたり、勉強したり、そしてご飯を食べながらテレビをみたりすることはあなたも普段からやっているのではないでしょうか?

これらは良くない事とは言い切れない場合もありますが、同時に二つ以上のことをすることは100パワーがある内の何%を一つの事に、そして残りをもう一つの事にパワーが分散されている事になります。また、普段からマルチタスクをしていると何かやりながら他の事を考える癖ができてしまい、意識してやらなければならない事に集中してできなくなるリスクを秘めているのです。

そのためシングルタスクを普段から習慣づけて、必要に応じてマルチタスクを意識的に選択することが現代の社会では必要だと感じています。

マルチタスクを認識しシングルタスクへ変えていく

マルチタスクを認識しシングルタスクへ変えていく
ますはじめに行う事は、普段の一日の行動を紙に書き出しどんな事にマルチタスクをしているのか、そしてシングルタスクをしているのかを認識する作業です。ここでマルチタスクをしなくても良いような行動に気づくはずです。

そして次に意識的に、マルチタスクからシングルタスクに変えていく行動を選択します。そして必ず必要なものであればマルチタスクのまま変更せずします。

この事をするだけで、これまでどれだけ自分がマルチタスクをして生活していたかが気づくだけではなく、シングルタスクに切替えて行動ができるようになります。シングルタスクをするという事は集中力を上げる事にも繋がります。

能動的行動・受動的行動

能動的行動・受動的行動
行動には2種類の行動があり、意識的に行う能動的行動と無意識でも行える受動的行動というのがあります。原則として、同じタイミングで能動的行動を2つ以上行うことや受動的行動を2つ以上行う事はできないと私は考えています。

例えば、勉強しながら食事するとなると2つとも能動的な行動ですが、一つの行動が受動的な行動に変化してしまいます。つまり、勉強を意識的に行っていて、食事を無意識に行っている状態になり、また反対に食事に意識をとられ、勉強に身が入らない状態になります。

また、受動的な行動を同時に2つ行うという事を例えるのであれば、映画を見ながら音楽を聴くという事になります。これはどちらも集中して見る事聞く事ができない事は容易に想像できると思います。

そのため、マルチタスクをする際には重要な行動と重要でない行動を決めて行う事が大切になります。本来であれば、重要でない行動というのは人生の中で行う必要がなく無駄な行動になってしますので、シングルタスクに切替える事をお勧めします。

シングルタスクの練習方法

シングルタスクの練習方法
以前ある経営者の方からシングルタスクを行うための練習方法を教えて頂きました。この方法を取り入れる事で、自分が何を考えているのかを認識する事ができ、集中力があがり、そして行動スピードが速くなります。

この方法とは非常にシンプルなもので、行動する前にその行動する行為を言葉に出して言うだけなのです。例えば水を飲むときには、『コップを手でつかんで口に持っていき、水を飲み込みます』と唱えるのです。

一見頭のおかしな人に思えるかもしれませんが、このように言葉で唱えるだけで目の前の事にグッとフォーカスし、集中力が高まっていきます。何かをしている最中に他の事を考えるようなマルチタスクともおさらばできるのです。

まとめ

現代社会では、マルチタスクをしている人が増えているからこそ、シングルタスクのプロになって他の人と差別化を図ってみてみてください。あなたの健康にも良い影響を必ず与えてくれるはずです。