#71 タオル一枚でもできる乾布摩擦の効能

ALL CARE CONDITIONING

本記事では、タオル一枚でもできる乾布摩擦の効能について書いていきます。

乾布摩擦は、日本でも昔から行われている健康法の一つでもあります。

また、肥田式強健術の書籍でも以下のようなことが述べられていて、皮膚を丈夫にすることが健康にとって大切であることが考えられます。

東洋医学では、皮膚は身を外部から守る働きがあると言われています。つまり、現代医学で言い直すと免疫力と関係があるとも言えそうです。

以上のことを踏まえた上で、乾布摩擦が身体にいい理由を紹介していきます。

温冷交代浴による皮膚のケア方法もあるのでこちらも読んでみてください。

目次

  • 体にいい第一の理由
  • 乾布摩擦の期待できる他の効果
  • 乾布摩擦のやり方
  • まとめ

体にいい第一の理由

乾布摩擦は、体を擦ることで体表の血流量が増加して体温を増加させる可能性があります。
実際に【皮膚表面温度からみた乾布摩擦の効果の検討】をした研究では、数日間の乾布摩擦を行うことで皮膚の表面温度が2度近く上昇すると報告しています。この研究では、表面温度であるため深部温度までの上昇に影響出るかどうかということまでは検証されていません。

しかし、他の大学での研究では乾布摩擦により深部体温が約0.3度上昇したといわれています。そしてそれと同時に自律神経のうちの副交感神経が優位になったという結果がでています。

現代の人は交感神経が優位になりがちで、体のバランスを崩す人が多いですが、この乾布摩擦により副交感神経を優位にさせて、より健康的な体を手に入れることも可能ということです。

また、皮膚と脳は発生学で外胚葉に位置するため、密接な関係があるとされています。また皮膚は第三の脳とも言われることもあり、皮膚を擦ることで脳への刺激があることも容易に想像できます。

しかし、以上のことが挙げられますが、このような研究が少ないことから科学的根拠として乏しいことが言えることも事実ではあります。

乾布摩擦の期待できる他の効果

他にも乾布摩擦によって期待できる以下のようないくつかの効果があると言われています。

・冷え性の改善
・首、肩のコリの緩和
・不眠解消
・便秘解消
・ストレスに強い体づくり
・体温調整機能の向上
・風邪がひきにくくなる
・「花粉症」などのアレルギー体質の改善

乾布摩擦のやり方

擦る強さ

乾布摩擦は、気持ちいいと感じる程度に全身を擦ることがポイントです。同じ箇所を集中的に擦ってしまうと皮膚にダメージを与えてしまい、ヒリヒリとしてしまいます。また、慣れるまでは少し弱めに擦ることで徐々に皮膚を強くしていくことをお勧めします。

乾布摩擦を行うための道具として、以下の3つお勧めします。

・タオル
・ボディブラシ
・タワシ

タオルに関しては、コットン100%の良質なものを使用することをお勧めします。そうでなければ、逆に肌が荒れてしまう可能性も考えられます。

ボディブラシも天然の素材を使用したものを使用した方が肌に優しくより効果的だと思います。

タワシは昔の人が乾布摩擦のために使ってたこともあり、素材を気にしない人や家にたまたまあってすぐにでもやりたい人にはお勧めですが、自己責任でお願いします。

乾布摩擦のタイミング

今回のブログでは朝のルーティンの一つとして紹介してますが、他にも入浴する前や寝る前などにもお勧めです。寝付きが悪い人なんかは寝る前に数分程度から初めてみてもいいかもしれません。

乾布摩擦をする部位

基本的には乾布摩擦をする部位は全身くまなくですが、慣れるまでは割と皮膚が丈夫な背中や腰、手足の外側などから始めるといいと思います。慣れてくれば胸やお腹、手足の内側、そして顔や首なども行うとより効果的です。

乾布摩擦をしてはいけない人

アトピー性皮膚炎や傷、火傷、腫れなどの肌にトラブルがある場合は、そこを避けて行うか、治るまで行わないでください。また、心臓に病気をお持ちの方や高血圧症の方などは乾布摩擦によって影響が出ないことは0ではないのでかかりつけの医師まで確認してから行なってください。

まとめ

乾布摩擦
  • 深部体温を上げる
  • 副交感神経を優位にする
  • 冷え性を改善する
  • 首、肩のコリを緩和する
  • 不眠を解消する
  • 便秘を解消する
  • ストレスに強い体づくりができる
  • 体温調整機能を向上させる
  • 風邪がひきにくくなる
  • 「花粉症」などのアレルギー体質を改善する

以上のことから、科学的根拠としては乏しいことではありますが、健康的な体を手に入れるための様々な効果もあり得ることが考えられます。

個人的な感想としては、乾布摩擦後は心身ともにスッキリして体が温まる感じがあるので是非やってみて欲しいなと思います。

参考文献

1)皮膚表面温度からみた乾布摩擦の効果の検討(Biomedical Thermology(0916-6238)19巻1号 Page19 1999.06

参考書籍

1)本当はスゴイ! 乾布摩擦トレーニング, 和田清香(著)、小林弘幸(監修)

参考ウェブサイト

1)今月のキーワード『第3の脳』(LIFE DESIGN JOURNAL) http://lifedesign.ne.jp/?p=3731