#22 アーユルヴェーダのおすすめ【オイルプリングの効果とやり方】

ALL CARE CONDITIONING

インドの伝統医学アーユルヴェーダで昔からやられている口腔内ケアについて書いていきたいとおもいます。実際に歯周病の改善した例や研究結果からどのように言われているのかなどのことも載せています。
 
口腔内だけでなく内臓もキレイにしたい方はこちらもどうぞ!

目次

  1. アーユルヴェーダのおすすめ、オイルプリングって?
  2. オイルプリングの効果とは?
    ・オイルプリングの効果
    ・オイルプリングで歯周病らしきものが改善した例
    ・なぜオイルを口に含むと口腔内環境が改善するのか
  3. オイルプディングのやり方
  4. まとめ

1.アーユルヴェーダのおすすめ、オイルプリングって?

本記事は口内環境を良くする方法を紹介します。その名もオイルプリングです。
オイルプリングは何かというと、インドの伝統医学アーユルヴェーダで昔から使われているテクニックです。

方法は簡単で、ごま油かバージンココナッツオイルを使ってうがいをするだけなんです。これでも効果がすごく最近で注目を浴び始めている方法です。科学的にも効果が立証されてきている方法でもあるので、薬を使わずに歯周病などの症状も良くすることができる可能性もあります。

オイルプリングの効果とは

実際に効果を見ていきましょう!

オイルプリングの効果

雑菌効果

健康な人の口の中にも何百万もの種類の最近がいるとされています。想像するだけで少し気持ち悪いですよね・・・。

それでこの細菌が正常に口の中にいれば良いんですが、ここ細菌では甘いものや炭水化物の摂取が多くなったことや口呼吸などで口の中が乾燥することで、口の中の細菌が増えている傾向の人が多いようです。

口の中の細菌が増えると虫歯になりやすかったり、歯周病を引き起こすリスクが高まります。これらの増えすぎた細菌を口の中から外に出すのがオイルプルの役目なのです。

口臭予防効果

雑菌効果と同様、口の中の菌が増えすぎると今度は口臭がひどくなります。これは虫歯や歯周病などの口内環境の乱れが原因です。そのため口臭予防にも効果があるのです。

体のデトックス効果

ごま油に含まれる栄養素のビタミンEやセサミン、セレンが血行を良くしてくれたり、抗酸化作用があり、体をデトックスしてくれるのです。ヴァージンココナッツオイルにもビタミンEなどが多く含まれていて同じような効果があります。

イメージ的には食べないと栄養素が吸収されないんじゃないかと思うかもしれませんが、人の体には皮膚から栄養を吸収する事もできるため、口でうがいするだけでもこれらの栄養素が体内に入り、体を若返らせてくれます。

顔のたるみの改善効果

オイルプリングの方法は後でお伝えしますが、口の中で長くクチュクチュとうがいをすることで普段使わないような顔の筋肉を使うので、顔のたるみを解消する効果もあります。

また、同時に表情筋も使われるため、表情が豊かになったり、ストレスの改善にも効果があります。

オイルプリングで歯周病らしきものが改善した例

知り合いで、歯磨きをするたびに歯茎から血が出るということを言われたことがあったので、オイルプリングを紹介してみました。

やり方としては、ごま油バージンココナッツオイルを約10〜20分間口の中でゆすすぐだけです。

そして、約2ヶ月ほど続けてもらったところ歯磨きをしてもほとんど歯茎から血が出なくなったという嬉しい報告をもらいました。

歯周病になる原因としては諸説あるためここでは述べませんが、オイルプリングをしてもらう他に、気をつけてもらったことは砂糖系のものをなるべく取らないようにすることです。

その知り合いはもともと砂糖は取らないようにしてたみたいなので、オイルプリングをしたことで口腔内環境が整ったのだと考えられます。

これはすごく嬉しい報告です。

なぜオイルを口に含むと口腔内環境が改善するのか

先ほど、主に以下の4つの効果をお伝えしました。

・殺菌効果
・口臭予防効果
・体のデトックス効果
・顔のたるみの改善効果

ここで注目したいのは、なぜオイルを口に含むと口腔内環境が改善するのかということです。

この効果が実証されそうな研究がありましたので紹介していきます。

Mantaらの2017年に行われた研究では、60名の被験者をランダムに3つのグループ(A:ココナッツオイルで10分間ゆすぐ/ B:5mlのクロルヘキシジン洗口液で1分間ゆすぐ/ C:5mlの蒸留水で1分間ゆすぐ)に分けました。この研究では開始日と2週間後にストレプトコッカス・ミュータンスという口腔内にいる虫歯の原因菌の一つの量を計りました。結果として、AとBグループでこの菌の減少が見られました。そのため、この研究ではクロルヘキシジン洗口液と同様の効果をココナッツオイルで示しており、さらに副作用がないナチュラルな方法である事を結論づけています。

※クロルヘキシジンはアナフィラキシーショックや歯の着色や味覚異常、歯石形成などの副作用の報告があります。
»引用:日本歯周病学会会誌:歯科衛生士が知っておきたい洗口剤の応用【著】五味一博

もう一つのAsokanらの研究でも同様の研究が行われ、ごま油を使用したオイルプリングミュータンスと歯周病の原因にもなり得るプラークの減少があったことが報告されています。

以上の2つの研究から、オイルプリングの口腔内環境の改善の効果があるように思われますが、批判的な視点からいうと研究されている数が少ないことからさらに研究されることが必要であると個人的には思います。

しかし、オイルプリングに対してポジティブな研究結果がいくつかの研究から報告されていることや実際に知人が試したことで口腔内環境がよくなったことから、このオイルプリングをお勧めすることができます。

3.オイルプディングのやり方

オイルプディングのやり方

1:大さじ一杯くらいのオイルを口に含みます。
(飲み込まないように気をつけてください!)

2:ゆっくりとオイルで口をゆすいでいきます。

3:20分間、ゆすぎ続けます。
(はじめの慣れないときは、5分でもOKです)

4:20分経過したら、ティッシュなどに包んでゴミ箱に捨てます。
(シンクなどは排水溝が詰まる恐れがあるため)

5:塩水か水で口を軽くゆすぎます。

4.まとめ

今回は、実際にオイルプリングを試した方から歯ブラシで血が出なくなった報告幾つかの研究結果から口腔内にいる菌を減らす効果があることをお伝えしました。

現代医療の発達で様々な恩恵を受けていますが、このオイルプリングはインドで昔からやられている方法でもあり最近となって科学的にも根拠があることが証明されつつあることでもあるため、試してみる価値は大いにあると思っています。

是非よかったら、試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献

1)Kaushik M, Reddy P, Sharma R, Udameshi P, Mehra N, Marwaha A. The Effect of Coconut Oil pulling on Streptococcus mutans Count in Saliva in Comparison with Chlorhexidine Mouthwash. J Contemp Dent Pract. 2016 Jan 1;17(1):38-41. doi: 10.5005/jp-journals-10024-1800. PMID: 27084861.

2)Asokan S, Rathan J, Muthu MS, Rathna PV, Emmadi P; Raghuraman; Chamundeswari. Effect of oil pulling on Streptococcus mutans count in plaque and saliva using Dentocult SM Strip mutans test: a randomized, controlled, triple-blind study. J Indian Soc Pedod Prev Dent. 2008 Mar;26(1):12-7. doi: 10.4103/0970-4388.40315. PMID: 18408265.

3)Asokan S, Rathinasamy TK, Inbamani N, Menon T, Kumar SS, Emmadi P, Raghuraman R. Mechanism of oil-pulling therapy – in vitro study. Indian J Dent Res. 2011 Jan-Feb;22(1):34-7. doi: 10.4103/0970-9290.79971. PMID: 21525674.