#122 炎症について知っておくべきこと

ALL CONDITIONING DIET/ NUTRITION

怪我や病気などにかかると炎症症状というのが、現れてきます。炎症は、主に免疫システムによるものであり体を治癒させるために必要不可欠なものでもあります。

本記事ではその炎症について知っておくといいことや炎症が起きてしまったとこにどのような生活習慣をしていけばいいのかを紹介していきます。

目次

  • 炎症の一般的な症状
  • 炎症が起こる原因
  • 炎症を軽減させる食べ物
  • 炎症を起こさないためのライフスタイル
  • 1日の食事の例
  • 抗炎症のためのライフスタイルに変えることでの他のメリット
  • まとめ

炎症の一般的な症状

炎症は、どんな人であろうと必ず起きる体の免疫のための症状です。免疫のシステムは、感染、怪我、または病気から体を保護するために炎症を引き起こします。炎症がなければ体の組織を修復するための治癒ができないケースがたくさんあります。

例外としては、特定の種類の関節炎や炎症性腸疾患などの自己免疫疾患があります。これは、免疫システムが健康な細胞を攻撃することで起こります。

炎症は主に2つのタイプに分類されます。

急性炎症

急性炎症は、怪我や病気の発生直後の炎症のことを言います。通常であれば、2週間以内の短期間で炎症は治ります。

慢性炎症

慢性炎症は、炎症の程度が弱く、一般的にはそれほど深刻な状態にはなりません。
通常であれば6週間以上続くことが多く、はっきりとした病気や怪我がなくても発生する可能性があります。そして、その病気や怪我が治ったときに必ず慢性炎症が治るとは限りません。慢性炎症は、自己免疫疾患と同様に長期にわたるストレスと関連しているとされています。

炎症の症状

炎症の症状には以下の5つの兆候があります。

炎症の5兆候
●熱
●痛み
●発赤
●腫れ
●機能障害< /div>

これらの症状は、体の部位や炎症を引き起こしている原因によって違ってきます。

また、炎症が慢性的になればなるほどより多くの症状を引き起こす恐れがあります。
慢性炎症の一般的な症状には、次のものがあります。

●体の痛み
●継続的な倦怠感と不眠症
●うつ病、不安神経症、その他の気分障害
●便秘、下痢、胃酸逆流症などの胃腸の問題
●体重増加
●頻繁な感染症

炎症が起こる原因

次のような以下の要因が炎症を引き起こす原因となりえます。

●急性および慢性の病気や怪我
●特定の薬
●刺激物または異物への対応

急性炎症の再発によっても慢性炎症反応につながる可能性があります。

また、自己免疫疾患の方の炎症を引き起こしたり、悪化させたりする可能性のある食品もあります。
これらの食品は次のとおりです。

●白砂糖
●精製された炭水化物
●アルコール
●加工肉
●トランス脂肪酸

  

炎症を軽減させる食べ物

炎症を軽減させるためには、砂糖やトランス脂肪酸、加工食品などの炎症を強めてしまう恐れがある食品を取らないことがまず大切になります。

そして同時に炎症を軽減させる食品もあり、意識的にとることで、炎症が起きにくい体を手に入れられることになります。炎症を軽減させる食品は以下の通りです。

●野菜:ブロッコリー、ケール、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワーなど。
●果実:特にブドウやサクランボのような濃い色果物、ベリー類など
●高脂肪果物:アボカドとオリーブ
●健康的な脂肪:オリーブオイルとココナッツオイル、亜麻仁オイル、エゴマオイル
●脂っこい魚:鮭、イワシ、ニシン、サバ、カタクチイワシ
●ナッツ:アーモンドなどのナッツ類
●唐辛子:ピーマンと唐辛子
●チョコレート:カカオが多く入ったダークチョコレート
●スパイス:ターメリック、フェヌグリーク、シナモン
●お茶:緑茶
●赤ワイン:女性の場合は1日あたり最大 140 ml、男性の場合は1日あたり最大 280 ml の赤ワイン

より詳しく説明している記事はこちら!

 

炎症を起こさないためのライフスタイル

さらに次のことを行うことで、炎症をより軽減することができる可能性があります。

●サプリメント:魚油やクルクミンなど、特定のサプリメントは炎症を軽減することができます。
●定期的な運動:適度な運動は炎症と慢性疾患のリスクを減らすことができます。
●睡眠:十分な睡眠をとることは炎症を抑えるのに非常に重要です。炎症を睡眠不足により炎症が増加することも言われています。
●温熱・冷熱療法
●ストレス管理
●禁煙

1日の食事の例

炎症を抑えるための食事のメニューとして、紹介します。

朝食

– きのことケールをオリーブオイルで調理した卵オムレツ(卵3つ)
– さくらんぼ(225グラム)
– 緑茶または水

昼飯

– オリーブオイルと酢のミックス野菜とサーモンのグリル
– 砂糖の添加してないギリシャヨーグルトと刻んだナッツをトッピングしたラズベリー
– 無糖のアイスティー、水

夕食

– サツマイモ、カリフラワー、ブロッコリーのチキンカレー
– 赤ワイン(140〜280 ml)
– 約30グラムのダークチョコレート(80%以上のカカオ含有)

以上のように、抗炎症のための食事の計画は全体的にバランスが取れていて、炎症を下げるための効果のある食品を取り入れることが必要です。

抗炎症のための生活習慣に変えることでの他のメリット

抗炎症のための生活習慣は、健康においても多くのメリットがある可能性があります。

●関節炎、炎症性腸症候群、狼瘡、およびその他の自己免疫疾患の症状の改善
●肥満、心臓病、糖尿病、うつ病、癌、その他の病気のリスクの低下
●血液中の炎症の減少
●血糖値、コレステロール値および中性脂肪の値の安定
●体力と気分の改善

抗炎症の食事と生活習慣を変えることで、体の炎症症状を改善し、他の多くの病気のリスクを減らすことができます。

まとめ

炎症症状は人間の体の正常の免疫反応として自然に起こることです。それでも、長期的または慢性的な炎症は、体にとって有害な影響をもたらす可能性があります。その有害な影響とは、自己免疫疾患と関連していると考えられます。

急性炎症は治癒過程の正常なところであり、例えば喉の痛みや皮膚の小さな切り傷を負ってしまったとき生じる可能性があります。急性炎症は、適切な処置をすれば、数日以内に消えるのが通常です。

慢性的な炎症の兆候が見られる場合は、ドクターに相談することが確実的です。ドクターには炎症に対してのいくつかのテスト法があり、それによって対処の仕方も多少変わってきます。
また、自然的な形で体の炎症を強めるものは取らずに炎症を鎮めるブロッコリーやアボカド、キノコ、生姜、緑茶などを積極的にとるといいことを知っておくと怪我をしたときなどにも参考にできると思います。

参考文献

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