#57 体はどのくらいで新しく入れ替わるのか
本記事では、体の細胞がどのくらいの期間で新しく入れ替わっていくのかについて書いていきます。
目次
- 各部位の細胞の入れ替わる期間
- 体を健康にするために必要な期間
- まとめ
各部位の細胞の入れ替わる期間
このことについては、『人間の体は数年で全て入れ替わる』や逆に『脳の細胞は一生入れ替わらない』など諸説いろいろとありますが、ここでは以下に紹介する各体の部位によって入れ替わる速度が違うことを紹介します。
これが個人的にも正しいとは思っていませんが、一つの目安として体の健康を考える時に役に立ちかなと思います。また、覚えてても損はないかなと思っています。
以下、各部位の体が入れ替わる期間です。
98%の細胞は一年で入れ替わる
脳みそは、一年で全部入れ替わる
血液は、4ヶ月で全部入れ替わる。
骨は、3ヶ月で全部入れ替わる。
DNA、筋肉は、2ヶ月で全部入れ替わる。
肝臓の細胞は、6週間で全部入れ替わる。
皮膚は、1ヶ月で全部入れ替わる。
胃の粘膜は、5日~7日で全部入れ替わる。
血液は1秒に200万個入れ替わる。
この説は昔知り合いのドクターから聞いた話で当時は興味深いなと思っていました。
他の説では、上体全部は7年で入れ替わるやDNAは新しく入れ替わらないなどさまざまにわたります。なので紹介しておいてふざけんなですが、このことは決して鵜呑みにしないでください笑
ただ、胃や肝臓、皮膚などの入れ替わり期間はおおよその知識として知ってて面白いかなと思います。
体を健康にするために必要な期間
例えばですが、食べ過ぎで胃の調子が悪くなったり、お酒の飲み過ぎで肝臓に負担がかかったりしたとします。
その時に実際に胃の具合が悪いと感じる期間が数日であっても胃のためには食べ物を約1週間は気をつけようとか消化の良いものを1週間は食べようと考えられるようになります。
また、肝臓でも6週間で完璧に細胞が入れ替わると知っていれば、お酒を飲み過ぎた時に二日酔いが治ればまた飲んでも問題ないと考えるのではなく、しっかりと休肝日を長く取ろうと考えることができると思います。
この考え方は、内臓のことだけではなく赤ちゃんができる時にも言えることです。ほとんどの人は赤ちゃんがお腹の中にできてからいろいろ健康のことを考え始めることが多いと思います。
しかし、仮に体の全細胞が2年間で生まれ変わるとするならば、赤ちゃんのことを考えれば、お腹の中にで切る2年前から体を健康的にするように気をつけることが大切になります。
例えば、子供ができたからタバコをやめるとかそういうことでは赤ちゃんへのタバコの影響を100%防ぐことができていないことになります。
もちろん神経質になり過ぎても得をすることはないのですが、このような知識を持つだけでも健康に対する行動を変える手助けになると思っています。
まとめ
例えば、胃の粘膜は5-7日で新しく生まれ変わります。このことを知っているだけでも胃粘膜が傷ついたときにお腹が痛くなったりして1週間以上その症状が続いたときには何かしらの胃に対するストレスがかかり続けていることがわかります。
このことにより、自分の体や生活習慣、精神的な問題を見直すことのきっかけにもすることができます。
体の細胞が入れ替わる期間には様々な説がありますが、おおよその期間を知っていることで、健康的な意識が変わります。
この期間を意識すれば、計画を立てて体の健康を見直すことができるでしょう。
別の記事として、幹細胞による再生医療について書いた記事もあるので興味ある人は読んでみてください。
スポーツの怪我と幹細胞による再生医療の可能性
本記事ではスポーツの怪我に対しての再生医療の可能性をいくつかの論文を用いて紹介していきます。