#60 植物油が良くない場合もある理由

ALL CONDITIONING DIET/ NUTRITION

一般的に知られている事として、植物油が健康に良いという事です。しかし、このことは一概には言えず、日本人だから合わない油があったり、その油の質によってヘルシーでないものもたくさん存在します。

このようなことを踏まえて、本記事では植物性油の危険性について紹介していきます。

以前書いたこちらの記事も合わせて読んでみてください。

目次

  • ココナッツオイル
  • 日本で古くから使われている油
  • オリーブオイル

ココナッツオイル

ココナッツオイル
ココナッツオイルもその代表的な油で、いい点もあればその裏にはリスクも隠されているのです。一時期ココナッツオイルが流行ったと思いますが、この流行というものは必ずと言っていいほど商業的なことが絡んでいる事が多いことが事実としてあります。

ココナッツオイルには性ホルモンの阻害作用があるとされていて、性ホルモンの分泌を遮断してしまうというリスクも言われています。そのため、精子の減少などの懸念されます。またココナッツオイルは南国の地でとれるものであり、日本人には合わないということも量子力学エントロピー測定という測定でも言われているそうです。

日本で古くから使われている油

日本で古くから使われている油
日本で古くから使われている油には、菜種油、ごま油、大豆油などがあります。これらも一概には体に良いとは言いきれないところがあります。

例えば加熱などの調理に使う事で油が酸化してしまうことで、オメガ3などの抗炎症作用がある油が摂取できなくなります。現代人はこのオメガ3の摂取が少ない事が言われており、逆に炎症作用のあるオメガ6の摂取が多いとされています。

加熱をする場合はバターなどの動物性油を使った方が良いとされています。これは自然界を見ても分かる通り、植物は熱を含まない事から熱に弱く、逆に動物性油は体温で常に38〜39℃近くあるため熱に強く酸化しづらい性質があることが予測できます。

また、大豆油は近年大豆の遺伝子組替えが多く存在する事から安いものなどに気をつける必要があるでしょう。

話がそれましたが、菜種油やごま油、大豆油など昔ながらの古い低温圧搾法で作られたものはさまざまな栄養素が失われずに残っているため、生で頂く事で質の良い油がとれると思います。

オリーブオイル

オリーブ油
近年ではこのオリーブ油でさえ、注意しなければならなくなっています。最近のニュースでは、硫酸銅をまぶしたオリーブや偽オリーブ油が押収された事件がイタリア産のオリーブ油で起こりました。これはイタリア製と表示されていたにも関わらず、シリアやトルコからとれたものであったことが言われています。

硫酸銅は殺虫剤などに使用される成分で、収穫した色落ちしたオリーブに鮮やかな緑色を着色するため使われいるそうです。この硫酸銅を過剰に摂取すると吐き気や嘔吐、腹痛などの症状がでるほか、死に至るリスクもあると言われています。

この偽装オリーブ油は、米国と日本にも数千トンが販売したとされています。この事件が起きた背景として、悪天候や虫害、バクテリアによる被害でオリーブの収穫が少なく、偽装が生まれたとも言われています。

この事件は氷山の一角であると私は考えています。不景気の影響から現社会では偽装されている質の悪いものが溢れかえっているのです。

また、他の油にも言える事ではありますが、ペットボトルの容器に入ったオリーブ油や遮光クラスではない透明のガラス瓶に入ったオリーブ油では、酸化しやすく質の良い油とは言えません。そのため、遮光グラスに入ったオリーブオイルを選ぶ事が無難だと思われます。

終わりに

以上の事から、植物性油だからといって体に良いとは限らず、使い方や質を考慮していくことが大切になります。

ホルモンや脳、各細胞などを作るためには油・脂肪の摂取はとても重要であり、積極的に質の良い油を摂取する事をお勧めしています。

動物性油の摂取も視野にいれ、生活してみてください。