#119 ニキビが内臓の不調の現れである理由
二キビについて悩んでいる人はある一定数いると思います。ネットでニキビについて検索してみると洗顔の方法であったり、栄養の摂取方法であったりと記事が書かれている事が多いと思います。
これから話していく内容は、科学的に証明されている事ではなく、個人的な体験談と独学によるニキビについての見解です。全てを鵜呑みにして頂いてもけっこうですが、症状が変化した場合など責任は取れませんので自己責任でお願い致します。
目次
- ニキビは毒素を排出する一つの手段
- 腸機能低下の原因
- 腎・肝機能の低下の原因
- 洗顔剤を使った洗顔が実は肌の健康に悪影響になっている
- ニキビとさよならしよう!
- ニキビ改善に有効な栄養素
- まとめ
ニキビは毒素を排出する一つの手段
人の肌は内臓の一種とも言われています。そのため内臓の汚れが肌に影響すると言われる事もあります。個人的な見解ですが、人には3つの排出器官がありこれらが一つでもうまく機能しないと他の2つが余計に働かなくてはならなくなる事が生じます。この4つの排出器官とは、腸・腎臓・肝臓・肌です。腸の調子が悪くなると糞が出なくなり便秘になります。また、腎臓の機能が低下すると毒素を尿として排出できなくなります。肝臓も毒素を分解する働きがありますが、機能低下により毒素を分解する働きが少なくなります。肌は通常汗として毒素を外に排出しますが、この腸と腎臓の機能が低下している状態では肌が代わりに毒素を排出しようとするのです。これが結果としてニキビとして肌の異常として現れるのです。
ここで気をつけて頂きたい事が、薬を使う事です。肌も排出器官として考えると薬を使う事でニキビを封じ込めようとします。つまり毒素を体内に封じ込める事になるのです。毒素が体外に排出されず体内に残ると良くない事だと分かると思います。
腸の機能低下の原因
腸の機能低下は一概に何が原因と言えるわけではないのですが、一つとして咀嚼不足や食べ物の食べ合わせの悪さが上げられます。この咀嚼不足や食べ合わせの悪さにより食べ物の消化がうまく胃の中で行えず、食べ物が十分に分解されないまま腸の方に運ばれていきます。また砂糖や炭水化物の過剰摂取により消化不良を起こす事もあり、胃での分解がうまくいかないこともあります。また、タンパク質の過剰摂取も食べ合わせが悪いときに逆効果になり、腸の中でタンパク質が腐敗してガスも溜まり、腸の機能が低下していきます。腸では栄養の吸収と水分の吸収の働きをするのですが、十分に分解されていない食べ物からの栄養を吸収する事が難しく、腸内に余分な食べ物が宿弁として残ります。この宿弁とは食べ物が腐敗して腸の中にとどまってしまうものであり、腸の働きを低下させます。
腎臓・肝臓の機能低下の原因
腎臓・肝臓の機能低下の原因の一つとしてあげられるのが、食べ物に含まれる添加物などによるものです。この添加物を大量に摂取してしまうと、腎臓や肝臓でこの添加物を体外に排出しようと働きますが、そのぶん疲労していきます。これが毎日のように続くとなると披露が蓄積されて機能低下を起こしてしまいます。また肝臓に関してですが、睡眠不足になると肝臓が休む事ができなくなってしまうため、肝臓の機能がさらに低下する事になります。
内臓の細胞が入れ替わる期間
あるお医者さんから聞いた話によると各内臓や組織によって細胞が新しく入れ替わる期間が違うそうです。
この考え方は面白いなと思ってシェアします。https://t.co/2EPu6cqe6q— 桑原秀和(Hide. Kuwabara)🇳🇱🇧🇪 (@HiddeKuwabara) April 26, 2021
洗顔剤を使った洗顔が実は肌の健康に悪影響になっている
数年前の事ですが、ニキビに悩ませれていたときに私が思っていた事は、コマーシャルでよく聞くように「肌にアクネ菌いて汚れているからニキビができるんだ。」ということでした。そのため、アクネ菌を退治するような洗顔料を買っては試しの繰り返しでしたが、いっこうに良くなる気配はありませんでした。また、当時は乾燥肌にも悩まされて、化粧水などを買って一次的に対処していた事を覚えています。
実は洗顔をしすぎてしまうことでデメリットというのがあります。人の肌にはPHバランスを保つために皮脂が付着しています。通常の健康の肌はPH4,5−6,0に保たれています。洗顔料を使う事により、この皮脂を洗い流してしまうため洗顔後はPHがアルカリに傾き乾燥肌になります。人の肌はとても賢く、アルカリ性で乾燥になった肌を自ら通常値に戻すために皮脂を体内から分泌し始めるのです。ここで洗顔を長く続けていると皮膚が皮脂が足りない事を察知して大量に皮脂を分泌し始めます。これが脂っこくなった皮膚になる正体なのです。そのため、洗顔でゴシゴシ顔を洗い過ぎてしまうとPHが酸性にもアルカリ性にも傾きすぎても肌の潤いを保つためには適しておらず、ニキビができ治りにくくなったりします。
ニキビとさよならしよう!
ここであなたができることは、内臓に負担をかけないことです。つまり上記で述べた内臓の機能低下をさせないようにすることが大切になります。つまり、咀嚼をよくして、食べ物の食べ合わせを守る事、砂糖・炭水化物の摂取を抑える事、添加物が含まれている食べ物をなるべく避ける事、睡眠を良く取る事が内臓機能の回復を促し、さらに肌の調子を良くし、ニキビを減らしていく事に繋がっていきます。
また、呼吸法や体幹の筋肉も内臓の機能を保つためにはとても大切な働きをします。呼吸法として腹式呼吸をすることで横隔膜が上下に動く事により、横隔膜に接している肝臓や胃が押され、さらに他の臓器も圧迫を受けます。この圧迫がちょうどいい具合に内臓に対してのマッサージとなり内臓を活性化させてくれるのです。また体幹の深層にある筋肉がうまく使われることで下腹部にある腸などの内臓が正しい位置に保たれ、正常な働きを行えるようになります。
ニキビに有効な栄養素
<ビタミンA>
にんじん、ホウレンソウ、カボチャ、しその葉、うなぎ、レバーなど
毛穴の詰まりを解消し、お肌のターンオーバーを促す。また、皮膚や粘膜のうるおいを保つ。
<ビタミンB₂>
卵、乳製品、レバー、うなぎ、藻類など
角化を調整し、皮脂の分泌を抑制する。肌の状態を正常に保つ。
<ビタミンB₆>
まぐろ、かつお、鶏ササミ、にんにくなど
新陳代謝を促し、新しい肌の形成に関わる。ビタミンB₂と共に皮脂の分泌を抑制する。
<ビタミンC>
緑黄色野菜、果実、芋類など
コラーゲン線維の生成促進、メラニンの生成抑制、抗酸化作用で美肌を保つ。
<ビタミンE>
レバー、うなぎ、かつお、緑黄色野菜など
高い抗酸化作用を持ち、血液の循環を改善する。ビタミンCとの相乗効果が高い。
<ミネラル>
カルシウム…チーズ、牛乳、キャベツ、にんじん、イチゴなど
マグネシウム…穀物、昆布など
亜鉛…牡蠣、カシューナッツなど
ホルモンバランスを整える、お肌のターンオーバーを促進する。
<コラーゲン>
鶏皮、鶏軟骨、牛筋肉など
アミノ酸として吸収され、新しいお肌を作る材料となる。酸素や栄養素を細胞に届ける。
<食物繊維>
サツマイモ、ごぼう、キノコ類、豆類、藻類
便秘や肥満の予防、脂質代謝を調整する。
〈菌類〉
発酵食品(味噌、発酵玄米、麹、キノコ、納豆、キムチ、テンペ)
腸内細菌を活性化させ、食べ物の吸収率を高めてくれます。このため腸内での食べ物の腐敗を防いでくれます。
〈酵素〉
果物(キウイ、アボカド、バナナ、リンゴなど)、野菜(レタス、ニンジン、セロリ、キャベツ、トマト、きゅうり、大根など)
消化を助けてくれる働きがあり、食べ物吸収しやすい状態にさせます。
まとめ
- 肌は、内臓の状態を反映する場所である。
- 内臓の機能が低下することで、体の中での解毒作用がうまくいかずニキビができてします。
- 洗顔をしすぎると肌のPHバランスが崩れてニキビができやすくなってします。
- 呼吸で内臓の状態を良くして、ニキビ改善にもつなげられる。
以上のように今回はニキビと体の健康について紹介してきました。肌の状態は他にも精神的な状態にも影響することがあるので、上記のことで改善しないような人は、ストレス過多にもなっていないかもチェックしてみるといいかもしれません。
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